曖昧に回帰

曖昧に気持ちを記録

最近の読書

 

 

特に変わらず本を読んでいる。乱読の季節なので読了数が少ない。そんな時もある。

 

 

小林聡美さんが文筆業もしていることは知らなかった。
クスッと笑ったりゲラゲラ笑ったり。やっぱりこういうエッセイはいい。
定期的に読みたくなる。他も読みたい。

 

 

面白いんだけどご都合主義が割と強いかも。そういうものとして読めばアリ。
面白いのは面白いの、ただ期待値が強すぎたのかもしれない。

 

そういえば乱読ってジャンル気にせず読むという感じか。今の私は乱読というよりも平行読みという感じかも。
異人館画廊の新作が出るらしく舞い上がった。前巻からまあまあ時間が経っているのでもう続編は出ないのかと思っていた。
気長に待っているといいこともある。
しかし気長に待ってもどうしようもないこともある。今年に入って好きな小説家の訃報を知った。亡くなったのは去年の末だったらしい。
なんというか本当にショックで未だに現実を受け入れられずにいるのだけれど、割とコンスタントに新作が出ていた人なのでそれがなくなりああと思わざるを得ない感じ。
その人の小説家歴からすれば私が好きだった期間は本当に短くて瞬きみたいなものだったのだけれど、新作を新作として本屋さんで手に取れる喜びを何度も味わえて本当によかった。サイン本を買いに行ってよかった。もう二度と手に入らない。
虚しい、もう二度と新作が読めない。後書きに書いてあったこんな作品も書いてみたいという希望は二度と叶わない。
その人が書くこんな話が読んでみたい。この続きが奇跡的に出ないかななんて空想ができなくなった。
悲しいとか虚しいとかそんな陳腐な言葉でしか表せない。

自分がファンだと認識してから亡くなった人がもう一人いて、その人に続き二人目だった。
その人の時も頭を鈍器で殴られたような衝撃と、あの人が!?という驚きでよくわからなかった。実のところ今もよくわからない。

訃報を知ってから数ヶ月経つ。本屋さんで名前を見るたびにああ、という気持ちになる。
本当に好きだった。というか今も好き。すごく好き。どうしてこうなってしまったのだろう。

 

うむ。