曖昧に回帰

曖昧に気持ちを記録

夏の日記

 

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かき氷食べた。
毎年行く氷屋さんで夏限定でかき氷をしている。ここに来るたびに夏が来たことを実感する。

うまくいかないことが多い。この感情をどこにぶつければいいかわからないでいる。どうすればこの気持ちの悪さは消えてくれるんだろう。
遂に学生最後の夏休みが始まった。自由はあまりないと思うけれど、きっともうこんなに長い休みを夏に味わうことは当分できないから楽しんでおきたい。
苦しいと思うことが多い。愛憎の意味を知ったような夏だった。好きでたまらないのにどうしてこんなに憎いのだろう。嫉妬しすぎて頭が着れそうになる。

花火がしたい。線香花火が一番好き。
結局淀川の花火も見に行けそうにない。残念。見たかったな。なんてことを考えながら。
数年ぶりに友達に会った。すごく久しぶりで、変わったところもあれば何も変わっていないところが沢山あってホッとした。
笑いすぎて頬の筋肉が攣った。こんなの久しぶりだ。
切ない、変わっていくことが。成長することに虚しさを感じてしまったことがある。これは別件。変わらないままでいたかった。それは不可能だけど。いつか爆発して散り散りになって全部無かったことになるかも。

私が欲しかったものを全て持っている人がすごく羨ましくて羨ましすぎて嫌いになったことがある。
どうしようもなくてなかったことにした。そんなこともあったのだとたまに思い出す夏。

今日でもう七月も終わるんだね。さようなら文月。
文月って聞くとある友人を思い出す。今も元気だろうか。色々あって友達ではなくなってしまったけれど。
友達という一番遠い他人との関係にたまに絶望する。恋人は一番近いけれど、別れて仕舞えば一番遠くなるなんていうけれど友達は一番近くになることすらできない。
それが他人ということだろうか?一度出会ってどれだけ仲が良くなっても一瞬で他人に戻ってしまう。虚しい。

明日から八月。運命の八月。大好きだった人の誕生日が多いからなんとなく八月は特別に感じる。
でもそれがなくても八月はなんとなく他の月とは違うかも。不思議。何かが始まりそう。八月と聞くだけでワクワクするのは私だけ?

 

 

 

気がつけば上半期が終わっていた最近の読書など

 

恐ろしいことに2022年の上半期が終わり、恐ろしいスピード感で梅雨も明けた。
蝉も鳴き始め本格的に夏が始まったのだなあと感じる。いよいよ日本人は溶けてしまうのではというレベルで暑い。

 

六月もぼちぼち読んだ。読書メーターによると八冊読んだらしい。

 

文庫化ありがとう!!!!!と叫びたかった。
四畳半シリーズいいですね。明石さんみたいな女の子になりたい。
何をいってもつまらなくなってしまうので良かったとしか言えない。

 

 

久しぶりに日常系ミステリ読んだ気がする。ああ、こういう小説好きだったなあって思い出させてくれた。
これはアンリミで読んだんだけど面白かったから続き本で買おうかなあと思っている。

 

 

前の話からかなり間が空いたのでもう出ないかなあと思っていた。めちゃくちゃ嬉しい。
谷瑞恵さんは思い出のとき修理しますシリーズで好きになってそこから異人館画廊も買ってハマった。
異人館画廊が始まったあたりが自分が一番ライト文芸にハマっていた気がする。そうでもないか?
第一部完結ということで次はなんとなく舞台が変わりそうな感じ。

 

久しぶりにライト文芸がっつり読もうかなあと思ったり。
面白いライト文芸あったら教えてください。面白かったらなんでも読みます。

 

 

BLだからこっちで書くか悩んだけど、角川文庫だしいいかとなりこっちで書く。
久しぶりに榎田さんの文章読んだ。榎田さんのBLあんまり合わなくて読んでなかったけど、これはめちゃくちゃ良かった。
硬質で綺麗な文章。轡田の愛情が良い。
初手に良いBLかどうかはわからんけど、一般文芸だし書いやすいと思う。からBL買いたいけど周りの目が気になる人は是非読んでみてほしい。

 

全然更新できてないけど一応BL用のブログもある。
bl shoko

 

今急にすべFが読みたくなって再読している。
森博嗣は急に読みたくなる。Gシリーズの完結本はいつぐらいに出るんだろう。他のシリーズも読み進めたいなあとか思いつつ。

今月は大好きな黒執事の新刊が出るからそれが楽しみ。早く発売日になってほしい。

 

他に色々書きたことあるのに書けずに六月が終わってしまった。
色々あった六月で上半期だった。体感二ヶ月ぐらいで年末が来てしまいそう。

そんな感じ。

 

 

 

寝かせると面白くなることがある

 

本棚が足りない。昔に比べて本を売らなくなってというのもあるし、読むジャンルが増えたというのもある。
そして積読本がまあまあ多いが要因としてかなり大きくなっている。
昔は買ったら読む、買ったら読むしかしなかったし売ることも多かったので、読むけど本棚は空いていることしかなかった。
しかし今は買ったものの読むタイミングを失ったり、読んでみたけどあんまり…でも置いておくかみたいな本がかなり多い。そろそろ意を決して売りに出すべきだと思う。現代売っても大体の本はまた買える。絶版でネット中古も見当たらず右往左往した記憶がある本は一冊しかない。

ただ寝かせて(積んで)おくと数年後に面白くなるという現象は本当にあるんだなあと実感したのが今日の読了本。

 

きつねのほんは猛烈に森見登美彦にハマった時に買ったのだけれど、その時はあまり面白いと思えず本棚の積読コーナーに置いておいた。
多分三、四年は寝かせたと思う。それからも森見作品は定期的に読んだけれどこれだけはずっと手を伸ばさず寝かせた。
急に読もうと思ったのは特に理由がなく、そろそろこの氷山を崩さねばと思い手に取ったのがきつねのはなしだった。
久しぶりに読み始めると、あれ?こんなに面白かったっけというぐらいスイスイ読めた。
全体的に森見作品によくあるどーーん!!!!としたキャラクターはいないかも。だから昔はあんまりだったのかなあ。
変な人は多い。出てくる人はだいたい変。そこは森見登美彦だし、京都が京都しているのもそう。
連作短編集ではないけど、ある骨董店の店名がちょこまかと登場する。あれ、これは連作短編集ってこと?
森見登美彦の変人大放出ドンドコワールドが苦手だけど、不思議系の話が好きな人にはおすすめ。

表題作が一番好きかなあ。でも果実の中の龍に出てくる先輩とか好き。この先輩が一番森見作品の登場人物っぽいかも。
スルスルぬるぬると現実のような非現実のような。その境界線みたいな、繋ぎ目みたいなところが出てる作品が好き。

 

多分私がぬるっとした現実と非現実の合間を描く作品がすごく好きなのは

菜の子先生シリーズに小学生の頃どハマりしたからだと思う。知ってる人いないかなあ。
これ本当に好きで今でもたまに読んだりする。
菜の子先生と小学生の不思議でちょっとした裏側みたいな世界を冒険する話が最高。児童文学って一般文芸とは全く違う良さがある。
前も書いた気がするけど、ハッピーノートとか狂ったように読んでた。子供ではあるんだけど、子供から少しずつ自我というものを持ち始めた年頃の閉塞感とか周りとの距離感とかがあまりにもそれで。あれを大人になってから描けるというのがめちゃくちゃすごいと思う。
主人公と主人公が好きな男の子が本当はどんな状況だったかとか、ちょっと大人びた同級生へのプライドとか。

ああ、懐かしい。多分小中学生ぐらいの時が一番本を読んでワクワクするという体験をしたと思う。
戻りたいかと言われると特にだけど、あの頃の邪念も何もなく読んでいた気持ちをもう一度味わいたいなぐらいは考える。

 

今度久しぶりに名刺代わりの10選考えたい。前にやったのが三年ぐらい前。その頃に流行り始めた記憶があるから、割と長生きなタグな気がする。
なんとかかんとかその時の10選を発掘できたけど、かなり変わっていそう。生きていると変わりゆくものなんだなあと。
あと一冊被っていると、何冊か被っていることがまあまああって面白い。同じ趣味をした人が世の中結構いるんだなあと嬉しくなる。

 

そんな感じ。