曖昧に回帰

曖昧に気持ちを記録

新しい日々

 

 

就職の関係で20年以上過ごした関西の地を去った。人生の大半を過ごした場所から動くのは怖かったけれど、今楽しいからまあいいかと思ったりする。
同じ西日本ではあるものの、割と便利な土地で暮らしてきたので電車が一時間に一本しかないという生活に慣れるだろうかと思ったりしたけれど今のところ案外何も思わずに暮らせている。住めば都という言葉は多分本当なんだと思う。

家事やその他諸々もうまくできるだろうか、生きていけるだろうかと不安だったけれど今のところなんとかなっている。人生案外こんなものなのかもしれない。
毎日起きてご飯を食べて、職場に行って仕事をして帰ってまたご飯を食べて寝るみたいな毎日の繰り返し。非凡なことは起こらないし、テレビのチャンネルだって少なくなったけど特に困っていない。
今までが情報過多すぎたのかもしれない。もうそろそろ敏感から遠のく年齢だったのかも。インターネットもWi-Fiの工事頼んで無いけどあんまり困っていない。これからどんどん何も知らない人間になっていくのかな。
でも今の方が落ち着いている。一人でぼんやりと過ごすと何も考えなかったりする。これぐらいがいいのかもしれない。

ずっとここで生きていくのか、それはまだわからない。日々を過ごしながらぼんやりと考えていこうと思う。
多数か少数かなんてどこで息をするかですぐに反転する。自分の常識はあっという間に非常識になり変わる。そんなことを肌で感じるような、そんな生活です。
自分が持っているものの意味を知りながら、ああこれが社会人として生きているってことなんだなと実感したりしながら。

 

ドーム公演すごく良かった。本当に良くて、一緒に行った友達と最高だったねと何度も言い合った。
私はこれから少しずつ情報に疎くなっていくのだと思うけれど、それでもずっとずっと元気でいてほしい。
映画楽しみだな、映画をほとんど見ないから監督の名前もその意味もよく知らないのだけれどきっとすごいことなんだろうなと思いつつ。
何万人が入る大きな会場に立つ六人が見れたことがすごく幸せ。新譜の発売も楽しみ。

 

離れて気がつくこととか、離れて理解する自分の人間性とか。
また自分は自分に失望するのだろうかなんて思いつつ。それでもこれが自分だもんなあと開き直ったりして。
悲しいことは消えないけれど、それでも呼吸をする方法を少しずつ学び始めている。
どこかでいつか交わる何か。それらがうまく出会うことができたらいいのに。

 

 

そんな感じ。