曖昧に回帰

曖昧に気持ちを記録

電子書籍に慣れつつある徒然

 

頑張ってタイトル被りがないようにしたい。タイトルが思いつかない。
ぼちぼち変わらず読書をしている。iPadを買ってからKindle Unlimitedを使って小説を読むこともできるようになった。

 

 

面白かった。エッセイ読むの好きだなあとエッセイを読むたびに思う。
角田さんのバサバサと物事を切っていく感じがすごく好き。さっぱりした人間になりたい。

 

 

遂にPEANUTSに手を出した。絵柄の可愛さと裏腹にブラックジョークが多いと聞いていたんだけど、登場人物のチャーリーブラウンへのあたりが強くてびっくりした。
あと初期はスヌーピー普通の犬だったのか。めっちゃ犬。
他の年代のPEANUTSも読みたい。

 

 

ニシノユキヒコとんでもねえ男でめちゃくちゃどうしようもないんだけど、このどうしようもなさが人を惹きつけてしまうのだろうか…。
持って生まれたどうしようもなさなのか、愛してはいけない人への愛情がこんがらがってのことなのか。
本当にこいつどうしてやろう、と思うのに可哀想になってもくる。

 

 

一人の芸術家と京都が全てを変えて行ってしまった。誰が異邦人だったのか。
ラストの展開が読んでいて最高にぞくぞくした。ただこの作品でちゃんとしてるのは樹だけだと思う。あとはみんな頭のねじ一本ぐらい飛んでるかなあと思う。それが浮世離れさなのかも。

 

 

やっぱり読書は面白いなあ。

あとはネタバレあったりする吐き出しです。

 

 

 

ニシノユキヒコに関して。
彼は姉への愛情を拗らせたが故にああなってしまったのか、持って生まれたものなのか。そもそも姉への愛情はどんな意味を持った愛情なのか。
源氏物語光源氏もだけど、恋愛としての愛情を持ってはいけない相手への感情を抱いてしまった人間はなんだこいつと思いつつ可哀想になってしまう。
全くの他人であれば罪にはならない感情が罪になってしまう。

異邦人について。
登場人物大体全員になんだこいつ…という気持ちが湧きつつも、京都と芸術の描き方が何も言えないぐらい上手くてぐうとなる。
面白い街だよなあ、京都。関西に住んでるけど京都は同じ関西だけどちょっと違うというか。何度行っても旅行感が味わえる不思議な街。近くて遠い。
菜穂と樹が何かしらの関係があって深い結びつきになったんだろうなと思っていたら姉妹だったとは。父親が娘に莫大な資産を残し、その遺産で戦う娘が強くて好き。
ずっとひんやりした冷たさが流れていてこれぞ京都って感じ。京都の人に怒られそうだけど。

 

 

 

そんな感じ。